給与計算実務能力検定1級を独学で合格

給与計算実務能力検定1級を独学で合格した体験

給与計算実務能力検定1級は、給与計算や源泉徴収票の作成など、経理や総務の給与計算担当者に役立つ資格です。

また、経理や総務に就職を希望されている方にもおすすめの資格です。
ハローワークで経理職の求人を見ても「給与計算」が業務内容に組み込まれている企業をよく見かけます。

勉強方法は公式テキストを読み、その中の問題を繰り返し解きます。
そして模擬試験問題を取り寄せて繰り返し解きます。
給与計算実務能力検定は、高額な対策講座が用意されていますが、いきなり1級でも独学で合格するのは不可能ではありません(筆者体験より)。


給与計算実務能力検定1級概要

難易度:易しい~普通。大体合格率50~55%くらいですが、たまに合格率27%や60%台など不安定な時もあります。
偏差値に換算すると:50付近。(資格偏差値についてはこちら

役に立つ度:★★★(経理職で給与計算担当になった場合に役立ちます)

種類:公的資格 主催者:実務能力開発支援協会

私が受験したときの学習時間:1日平均1時間くらい。
個人差はあると思いますが、2級の勉強も含めて3~4ヶ月くらい。
この資格は2級も重要項目が多いので、2級から勉強しておきましょう。
試験は独学でいきなり1級からでもOK。

受験料:1級 10,000円  2級 8,000円

試験の時期:1級→筆記試験 11月下旬 ※年1回

※この資格は、合格後、登録料2,000円が必要です。
※この資格は、2年おきに更新が必要です(更新料5,000円)。

※会計関連の資格は、税制の改正等で毎年テキスト・問題集が改訂されます。
 最新の書籍で勉強されることをオススメします。



給与計算の勉強は2級から始めましょう

給与計算実務能力検定は、2級が基礎になる上、2級にも業務を行なう上で重要な項目が多い

なので、2級のテキスト問題集もしっかり勉強しておきましょう。

手続きに関する項目、休業に関すること、交通費非課税の範囲、有給休暇の取得日数、必要な休憩時間数、書類の保存期限などの暗記項目もおさえておきましょう。
→詳しくは給与計算実務能力検定2級のブログ記事にまとめていますが、受験当時(2020年11月)の税法によるものです。

また、テキストに載っているクイズや例題、演習問題は繰り返し解きましょう。


1級は公式テキストと模擬試験問題で対策

 

給与計算実務能力検定は、過去問が販売されていません。

なので、公式テキストの中の問題演習に加え、模擬試験問題が必要です。
模擬試験問題は、模擬試験対策講座で入手できますが、15,000円かかります。そこで私はメルカリで模擬試験問題を取り寄せました

独学の方法としては以下の通りおこないました。

公式テキストをしっかり読み込んだ後は、演習問題をしっかりおこないました。扶養控除の部分も重要なのでバッチリ暗記しました。
この辺、すでに取得したFP技能士2級と内容が重なるのでちょっと助かりました。

給与計算実務能力検定1級は、時間のわりに問題数も多く、計算問題も複雑なものが出題されます。模擬試験問題は、時間を計りながら練習するとよいでしょう。

模擬試験問題
メルカリで取り寄せた数年前の模擬試験問題。
試験当時の税法になおして対策しました。



実際に試験を受けた感じは?

勉強

私は給与計算実務能力検定2級から勉強しましたが、試験はいきなり1級を受けました。

資料を見ながら解く試験なので、難易度としてはそう難しい方ではありません。日々の業務でも資料を見てもいいので、ある意味、実務に即した試験と言えます。

選択問題は割とスムーズにいけました。
8割くらいは取れていたのではないかと思います。

しかし計算問題のあちこちに引っかけがありました。

扶養家族のおばあちゃんがギリギリ69歳で普通の扶養だったり、給与所得控除後の金額だと思っていたら、控除前の金額を答える問題だったりなど、焦るとボロボロ取りこぼします。
給与計算実務能力検定1級は、限られた時間の中で情報を処理する能力も必要です。

しかも1級は部分点がありません
複数項目のある問題は全部正解しなければならないシビアさがあります。
難易度としては高くないものの、油断大敵な試験だというのが私の感想です。
→詳しい体験談はブログを見て頂ければ幸いです。


給与計算実務能力検定1級の合格通知

合格通知

合格通知が1月2日に届きました。
仕事納めの日に発送されてこの日になったのだと推測。

70点以上合格だから問題ないのですが、76点と他の資格試験よりも低い点数で合格です。
過去問がなく対策が限られていたためにこのような点数になってしまいましたが、給与計算と年末調整のスキルは身についたように思います。とりあえず、間違ったと思われるところは復習しておきました。

それはともかく、合格通知と共に、認定登録の申込用紙が入っていました。
認定登録は2,000円。決済方法は銀行振込(三菱UFJ銀行)。
用紙と振込の控えをスキャンして、指定のアドレスにメールで送りました。

2月の上旬に認定カードが届きました。


給与計算実務能力検定1級に合格したら

給与計算実務能力検定1級の認定カード

合格して認定登録の手続きをすると、認定カードがもらえます。

この資格は、日商簿記2級と組み合わせるといいと思います。通常の経理業務に加え、給与計算もできるとなると活躍の場が広がります。
また、事務職は電話応対なども多いので、秘書検定準1級も取っておくとよいでしょう。

なお、給与計算実務能力検定1級を持っていると、社会保険労務士事務所で雇ってもらえた等という声も聞いたことがあります。

また、給与計算実務能力検定1級の範囲はFP技能士2級と重なるところがあるので、興味があったら取得しておいても損はないと思います。金融や保険関係の就職や資産運用、何かの目的でお金を貯めたいときに役立つ資格です。


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